大阪市天王寺区にある堀越神社(ほりこしじんじゃ)は聖徳太子が創建した四天王寺の近くにあり、「四天王寺七宮」のひとつ。四天王寺を守護する神社です。
また、堀越神社の神さまは「一生に一度のお願いごと」を叶えてくれると言い、パワースポットとしてとても人気があるんですよ。谷町筋に面したスタイリッシュなたたずまいの堀越神社、御朱印や見どころをご紹介します。
堀越神社へのアクセス
各線天王寺駅から徒歩10分くらいのところにあり、谷町筋に沿って北へ進むと鳥居が見えますよ。天王寺公園の近くです。
〒543-0063
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1?8
堀越神社は「一生に一度の願い」を叶えてくれる?
堀越神社は聖徳太子が四天王寺とともに創建したといわれ、聖徳太子の叔父にあたる32代崇峻天皇がご祭神です。創建から明治時代までは神社の南にきれいな堀があり、堀を越えて参拝していたことから「堀越神社」という名前になりました。
昔から大阪では「堀越さんは一生に一度の願いを叶えてくれる神さま」として信仰されてきました。テレビ番組などでも紹介されたことで堀越さんの「一生に一度の願い」は有名となり、今では全国各地から参拝に来る方もいるほど。
ひと夢祈願
堀越神社の「一生に一度の願い」の御利益を得るには、正式には事前予約が必要な「ひと夢祈願」というご祈祷があり、一生に一度の願いごとを短冊に書いてお守り袋に入れたものを本殿で祈願していただきます。
このお守りを一年間肌身離さず持つことで願いが叶うといわれています。肌身離さず持ち歩くことでより願いごとを自分で意識して、願いが叶いやすくなるというわけですね。
堀越さんに参拝するだけでもご利益はありますが、より確実に願いを叶えたいなら「ひと夢祈願」を試してみたいところです。遠くて参拝できない方のために、堀越神社のホームページでも「ひと夢祈願」を受け付けしていますよ。
大阪冬の陣・夏の陣ゆかりの場所でもある堀越神社
堀越神社がある茶臼山は、大阪冬の陣では徳川家康、夏の陣では真田幸村が本陣を構えた激戦地でした。堀越神社の近くには、真田幸村が最期をむかえた安居神社もあります。
堀越神社の拝殿横にお祀りされている茶臼山稲荷は、もともと茶臼山の山頂に鎮座していましたが、大阪夏の陣のあと堀越神社に移されました。
冬の陣では切腹寸前まで追い詰められた徳川家康が、本陣壊滅の危機から救われたことで茶臼山に鎮座する茶臼山稲荷を厚く信仰したといわれています。
堀越神社には熊野第一王子之宮も
堀越神社の境内には、熊野第一王子之宮があります。熊野詣の出発点として、もともとは天満橋付近にあったものが堀越神社に合祀されました。第一王子なので、ここが熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)の始まりですね。
私はもらいそびれてしまいましたが、堀越神社では熊野第一王子之宮の御朱印もいただけますよ。
堀越神社の御朱印
堀越神社の御朱印は社務所でいただけます。社務所は猫がいるため基本的に閉まっています。インターホンを押すと宮司さんが対応してくれました。初穂料は300円、シンプルな御朱印ですが丸みのある印がかわいい印象です。
堀越神社の授与品
堀越神社の拝殿には「こけざるの梅」や「桃守り」など、たくさんのお守りが並んでいました。
かわいいデザインのおしゃれなお守りも。打ち出の小槌などの縁起物がデザインされている、所願成就や招福、厄除けのお守りです。
堀越神社の狛犬
授与品にはかわいい狛犬さんもいましたよ。堀越神社の昔の狛犬をモデルにしています。一対で5,000円とちょっとお高いので、今回はあきらめました。
まとめ
堀越神社は天王寺駅からほど近く、都会の真ん中にある神社ですが一歩境内に入るととても静かで、パワースポットといわれるのも納得の雰囲気でした。どうしても叶えたい、強い願いごとがある方は「一生に一度の願いを叶えてくれる堀越さん」でひと夢祈願をしてみてはいかがでしょうか。