徳島県海部郡美波町にある、日和佐八幡神社(ひわさはちまんじんじゃ)の秋祭りへ行ってきました。
日和佐八幡神社では、毎年10月のはじめに勇壮な秋祭りが開催されています。
「ちょうさ」と呼ばれる大きな太鼓屋台をかついで、「いっさんじゃい」のかけ声とともに海の男たちが大浜海岸から海へ入るという、ちょっと変わったお祭りなんですよ。
秋祭りの日には大浜海岸には大漁旗がたてられ、いつもと違う雰囲気にもなります。
ウミガメのまち、日和佐の歴史ある神社とお祭りの様子をご紹介しますね。
日和佐八幡神社へのアクセスと駐車場情報
徳島県海部郡美波町は、徳島県の南部に位置しています。日和佐八幡神社がある地域は昔は「日和佐町」という名前でしたが、由岐町と合併して「美波町」になりました。
日和佐八幡神社の駐車場
日和佐八幡神社の駐車場は、通常は境内に停める形ですが、大勢の見物客が訪れる秋祭りの日には臨時駐車場として町民グラウンドが開放されていました。
朝早くから警備員さんもいるので、誘導に従って進めば大丈夫です。神社から少し離れたところにも第二駐車場がありました。
日和佐八幡神社の秋祭りって?
日和佐八幡神社は、2018年にご鎮座から700年を迎えたとても歴史のある神社です。
ウミガメが産卵にやってくる大浜海岸が近く、拝殿にもウミガメの彫刻があります。
豊漁と豊作を祝う秋祭りも歴史があり、一番古いちょうさは当時の日和佐の豪商が1795年に大阪・堺から職人を集めて作った(買ってきたともいわれています)、という記録が残っています。
日和佐八幡神社の秋祭りは、毎年10月の第二土曜日と日曜日に開催されます。
初日には御神輿やちょうさの町内巡行、奉納花火などが行われ、二日目には御神輿とちょうさが大浜海岸へ行く「御浜出」と、神社へと戻る「御入り」が行われます。
日和佐八幡神社の秋祭りで使われる「ちょうさ」
関西や瀬戸内ではメジャーな御神輿のようなものが、「太鼓屋台」と呼ばれるもので、地域によって「布団太鼓」や「太鼓台」などいろんな呼び方があります。
日和佐八幡神社では「ちょうさ」といわれています。
日和佐八幡神社のちょうさの特徴として他の地域と違うのが、太鼓屋台の下についた井桁に組まれた竹の部分。
ちょうさは重さが1トンもあって、それを男性50人~60人ほどでかつぎ、大浜海岸から海へ入ります。
海の中でも安定して担ぎやすいように長い竹がついていて、水陸両用のちょうさは全国的にも珍しいそうですよ。
戎町、東町、西新町、本町、桜町、中村町、恵比須浜、奥河町の8つの地区がちょうさを奉納していて、布団の色や結びの色がそれぞれ違います。きらびやかな飾り付けは、見ていてワクワクするほど見事なものでした。
色とりどりのちょうさが大浜海岸へ繰り出す!
ちょうさのお祓いを済ませたあとは、いよいよちょうさを担いで大浜海岸へと向かう「御浜出」が始まります。まずは、日和佐八幡神社の大神様の御霊を移した金色の御神輿が向かいます。
担ぎ手だけでなく、たくさんの見物客とカメラマンが取り囲み、チラ見しかできませんでした。
大神様の御神輿に続いて、その年の一番太鼓から境内を巡行し、大浜海岸へと向かいます。2018年の一番太鼓は中村町でした。
海岸へと降りて、海に向かいます。
海から上がると、大神様の御神輿の隣にちょうさが並びます。
ウミガメの産卵で有名な美しい大浜海岸に並ぶ、たくさんの大漁旗とちょうさがある風景は、いつもと違って活気のある雰囲気でした。まさに海の男の祭り!という感じ。
ちょうさの勢いと人出の多さに圧倒されて遠くから見ることしかできませんでしたが、年に一回の特別なお祭りの雰囲気は十分楽しむことができました。
まとめ
日和佐八幡神社の秋祭りは、徳島県内でも有数の大規模なお祭りです。今回初めて見学しましたが、活気があって楽しかったですよ。
2019年に公開された、美波町を舞台にした映画「波乗りオフィスへようこそ」でも、この秋祭りが登場しました。
また、BSジャパンの「ダイドードリンコ日本の祭り」でも2018年の日本の祭りとして取り上げられていました。
2021年の秋祭りが行われるかどうかはまだ未定ですが、ぜひ一度訪れていただきたいお祭りです。