お出かけ体験談徳島県

徳島の熊谷寺は四国霊場最大最古の山門が見どころ!御朱印もいただきました

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四国八十八か所霊場第8番札所熊谷寺(くまだにじ)には見ごたえのある重厚な山門と多宝塔があります。

山門は四国霊場で最大・最古のもの。近くを通る高松自動車道からもこの山門は見えますよ。敷地が広く、見どころがたくさんある熊谷寺をご紹介します。

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熊谷寺へのアクセスと駐車場情報

四国八十八所霊場 第8番札所 熊谷寺(くまだにじ)
〒771-1506
徳島県阿波市土成町土成字前田185

熊谷寺は徳島自動車道の土成インターから約2キロの場所にあります。最寄り駅はJR鴨島駅ですが、駅からは約6キロ離れているため鉄道でのアクセスはかなり困難です。

徳島バスの二条・鴨島線「阿波高前」バス停からも約3キロ離れているため、バス利用でもアクセスが難しく、熊谷寺へは車で行くのがおすすめです。

前後の札所からの距離は、7番札所十楽寺からは4.2キロ、9番札所法輪寺へは2.8キロとなっています。

熊谷寺の駐車場

熊谷寺には参拝者専用の大型駐車場があります。駐車場は無料ではなく、駐車場にある納経所の中に駐車料金を納める箱があります。料金はいくらとは決まっておらず、「志納制」となっていました。

四国霊場ではほとんどのお寺で駐車場は無料ですが、熊谷寺のように駐車料金が必要な場合もあります。

熊谷寺の見どころ

熊谷寺は敷地がかなり広くて、そのぶん見どころも多いお寺です。

熊谷寺の一番の見どころは四国最大・最古といわれる山門(仁王門)で、駐車場からは少し離れた場所にありました(100メートルほど南)。

熊谷寺の四国最大・最古といわれる山門

離れたところにあるので見落としてしまいそうですが、わざわざ立ち寄る価値がある山門ですよ。山門のまわりには桜並木があるので、春には素晴らしい景色が見られそうです。

多宝塔も四国最大

駐車場からはすぐに巨大な多宝塔が見えるのですが、これも四国最大の大きさといわれています。
大きさもすごいですが、屋根の裏側の色彩がすごい!

熊谷寺の四国最大の多宝塔

修復されたばかりのようで、かなり色が鮮やかでした。よく見ると龍とかいろいろ飛び出しているので、ぜひ実物をじっくり見てくださいね。素晴らしい塔ですが、内部に入ることはできません。

多宝塔から本堂まではちょっと距離がありますが、ゆるやかな坂道なのでそれほどきつくはなかったです。

中門もすごい!

坂道を本堂方面へ進むと、途中に階段が現れます。この階段は33段あり「女厄除け坂」と呼ばれていて、女性の大厄を表しています。

階段の途中の中門(二天門)には極彩色の多聞天と持国天が待ち構えています。向かって左側が「多聞天(たもんてん)」、右側が「持国天(じこくてん)」です。

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熊谷寺の階段の途中の中門(二天門)

東西南北を守る四天王ですが、中門に入れなかった残りのお二人は手前の階段に像がありました。ただし、こちらは普通の石像でした。

この中門もかなり古いもので、1649年製。徳島県の有形文化財に指定されています。

境内は意外とコンパクト

山門から本堂まではかなりの距離がありますが、敷地の広さに比べると境内は意外なほどコンパクトでした。

本堂は残念ながら昭和の始めに火災で焼失していて、現在の本堂は1971年に建てられた新しいものです。

熊谷寺の本堂

本堂からさらに階段を登ると大師堂があります。この階段は42段あり、「男厄除け坂」と呼ばれています。

大師堂は1707年に建立されたもので、大師堂に納められている弘法大師像は1431年に作られたもので徳島県では2番目に古い像だそうです。

熊谷寺の歴史

熊谷寺は正式には普明山(ふみょうざん)真光院(しんこういん)熊谷寺といいます。

815年にこのあたりで修行していた弘法大師空海が千手観世音菩薩像を刻み、堂宇を建立したと伝えられています。

空海が刻んだ千手観世音菩薩像も残念ながら昭和の始めの火災で本堂とともに焼失し、現在は新しい御本尊となっています。

熊谷寺の御朱印

熊谷寺の御朱印

お寺の御朱印は真ん中に御本尊やお堂の名前などが書かれているそうで、熊谷寺の場合は「千手観音」と書かれています。

熊谷寺の授与品

四国霊場のお寺にも、そのお寺にしかないお守りや授与品などがあります。

熊谷寺にはお寺の名前にちなんだ、かわいいクマのお守りがあるんですよ。大小2つのサイズがあり、悪いことから身を守ってくれるという「身代わり」のクマさんです。

この身代わりクマさんを買おうと思っていたのですが、さらに気になるものがあったのでそっちを買ってしまいました。

天女散華

山門の2階に描かれている天女の絵が描かれた散華(さんげ)です。

熊谷寺の天女散華

「散華」はもともと寺院で仏を供養するときにまく花のことで、いつからか本物の花の代わりに蓮の花を模した色紙をまくようになりました。

熊谷寺の天女散華は、普段非公開で見ることができない貴重な天女絵を手元にお守りとして持てるものです。
さらに、死後に棺桶に入れるとこの天女たちがお迎えにきてくれ、極楽浄土へと案内してくれるそうですよ。

6枚セットで600円、1枚ずつ購入することもできるのでお気に入りの天女の絵があればそれだけを購入することもできます。

まとめ

四国で最大・最古の山門と大きな多宝塔、中門の二天像、天女絵などがあり、熊谷寺は鮮やかな色彩が印象的でした。

また、熊谷寺は「花のお寺」ともいわれ、敷地内には梅や桜、モクレンなどたくさんの花の木があります。花の見ごろに訪れるのがおすすめですよ。

 

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この記事を書いた人

この記事は、全国のイベントを体験したライターが集まって、その経験を元に穴場情報などをシェアするべく投稿したものです。リアルな情報をそのままお伝えすることをモットーにしています。

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