かわいいご朱印がいただけると聞いて、眉山天神社へ行ってきました。
徳島城があったころ、眉山のふもとは寺町だったので今でも神社やお寺がたくさんあり、ご朱印がいただけるところもありますよ。
眉山天神社へのアクセス
JR徳島駅から徒歩10分ほどです。駅を降りて目の前に見える眉山に向かってまっすぐ進むと、阿波踊り会館が見えます。
すぐ隣が眉山天神社です。阿波踊り会館をはさんだ反対側に、天神社の駐車場があるので車で行く場合はそちらを無料で利用できますよ。
天神社
徳島県徳島市眉山町大滝山21
眉山天神社とは?歴史やご利益、ご朱印情報
菅原道真公をご祭神とした眉山天神社の創建は江戸時代で、1809年といわれています。阿波藩の藩主である蜂須賀氏が代々保護し、文教の神さまとして長く崇敬されてきました。
今でも「学問の神さま」として県内で広く親しまれていて、受験シーズンには多くの受験生が合格祈願に訪れ、お宮参りや七五三のご祈祷でも多くの人が訪れる神社です。
うわさのかわいい御朱印
拝殿の隣に授与所があり、神社の方にすぐ対応していただけました。ご朱印の種類について、とても親切に説明してもらえましたよ。
こちらの授与所では眉山天神社、姫宮神社、九人大明神の三社のご朱印がいただけます。天神社と姫宮神社には見開きのご朱印も!
見開きは600円、一社ずつはそれぞれ300円の初穂料です。見開きと一社ずつのご朱印を同時に書いていただけるので、全部で1500円を納めました。
5枚書いていただくため、15分から20分ほど待ちました。
こちらは見開きバージョン。
緑のラインは眉山を、青いラインは吉野川を表しているそうです。季節によってデザインが変わる、徳島では珍しい凝ったご朱印。
眉山天神社のご朱印はこちら。8月の季節限定バージョンで、阿波踊りデザインです。
一緒にお参りしたい、眉山天神社の境内社
眉山天神社はそれほど大きな神社ではありませんが、境内社には稲荷大明神、九人大明神、姫宮神社などがあります。
拝殿の左手に稲荷大明神、九人大明神が並んでいて、さらに左に姫宮神社と筆塚、針塚があります。
たぬきの神様⁉九人大明神
眉山天神社を守るたぬきの神さまをお祀りしているのが、九人(くにん)大明神です。九人神社ともいわれます。
徳島には、というか四国は全体的にたぬきの伝説が多くて、このように神さまとしてお祀りされているたぬき様がたくさんいます。
九人大明神の由来は、眉山天神社の近くに住んでいた母たぬきが九匹もの子だくさんで全員を立派に育て上げたことから、たぬき界のみならず人間のあいだでも評判になり、あやかりたいとお祀りされるようになったとか。
九人の武士を祀ったという説もあります。
祠(ほこら)にはたぬきの置物があり、それぞれに名前がついています。ご利益も兄弟それぞれ。とくに商売繁盛と学問にご利益があるそうです。
福助、達は力仕事と営業。
金蔵、真吉は数学と商売。
お満、お品、お照は文才。
一番大きいたぬきが、おそらくたぬき界のゴッドマザーです。
九人大明神の御朱印
まんなかにズバーン!と「狸」の文字が。やはり阿波踊りバージョンでしょうか、ちょうちんの判があります。
たぬきにまつわる神社が多い徳島ですが、ご朱印がいただけるのは九人大明神だけだと思います。
縁結びのパワースポット、姫宮神社
姫宮神社には、縁結びのご利益がありといわれています。かなりの昔から庶民信仰の対象となっていたそうで、「姫宮さん」と呼ばれて崇敬されてきました。
鳥居の奥の大きな石がご神体で、日本有数の奇岩として祀られています。縁結びのほか、子宝や安産、夫婦円満にもご利益があるそうですよ。
恋愛運アップに効果があるパワースポットとして女性に人気で、鳥居や参道にはハートマークがいっぱい。
姫宮神社の御朱印
「姫宮神社」というかわいらしい名前の通り、ご朱印の書体も丸っこくてかわいらしいです。見開きバージョンとはまた違ったデザイン。
まとめ
うわさ通り、眉山天神社のご朱印はかわいかったです。季節ごとに変わるので、また参拝しようと思います。徳島駅からも近くて、観光の途中で参拝もしやすいのがおすすめポイントです。
小さい神社ですが、みどころはたくさんありました。
お隣の阿波踊り会館からは眉山へロープウェイで登れるので、徳島観光におすすめですよ。実際に、四国一といわれる夜景を見に眉山に登ってみました。