土地探し専門家によるマイホーム作りの話

新築で気になるのはご近所さんとの人間関係。事前に調べる方法はある?

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朝晩はずいぶん涼しくなってきました。
土地選びをするときに、どんな地域なのか、ご近所やお隣さんがどんな人なのか知っておきたいけど、そんなこと調べられるの?

そうですよね。
新しい土地に家を建てて暮らしていく上で、ご近所さんとはトラブルにはなりたくないもの。
トラブルになるようなご近所情報があるならば、事前に確認しておきたいですよね。

この記事では、そんなあなたに土地探しのときにどんな雰囲気の地域なのか、どんなご近所なのかを調べる方法についてご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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土地探しの段階でご近所のことも知っておきたい

新たな場所に暮らすのは、とても楽しみですよね。でも、新たな場所だからこそ色々と不安も出てきます。
土地選びの時に敷地の条件や周辺の環境など、もちろん不動産屋さんからの情報も重要です。敷地の形状や高低差、法規上の規制、インフラなど、しっかり知っておく必要があります。

それだけで十分とも言えなさそうです。
トラブルのある地域ではないか、特に近隣にはどんな人たちが住んでいるのかということは、調べることができるなら、知っておきたいところですよね。

こういったことは、実際には暮らしてみないとわからない、という側面があるもの。
それでも新しい土地で家を建てたらそうそう移動することはできませんから、できるだけ新しい暮らしのリスクは減らしたい。

土地探しの段階で、できるだけ知っておくにはどうしたらいいでしょうか。

現地確認は何度か行ってみる

土地探しの段階で、不動産屋さんからの情報以外の情報を得るにはどうしたらいいでしょうか。

まずは、気に入った土地の現地を確認しましょう。その際、朝や夜、平日や休日など、何度か時間を変えていくことをお勧めします。
街の雰囲気は、例えば朝の通勤通学時間と休日の昼間とでは違うものですよね。

日曜日の昼間に訪問して静かな街だと思ったら、実は平日の朝晩は交通量が多くて騒がしい、といったこともあるわけです。ですから、できるだけ違う時間帯に数回行ってみましょう。

短い時間でいいのでそれぞれの時間の街の様子を見て、雰囲気を感じてみましょう。時間ごとの道路の通行量や街の賑やかさなどが確認できるはずです。

近所の人に聞いてみる

もうひとつオススメなのは、候補になった土地のご近所さんに直接聞いてみることです。そんなことで?と思うかもしれませんが、これがなかなかレア情報をつかめます。

不動産屋さんよりも、普段その地域に住んでいる人の方が、その地域にはもちろん興味がありますよね。
それも毎日の暮らしの中でのほんのちょっとしたお困りごとや町のうわさなども、そこに暮らしているからこそ耳にはいってくるもの。

専門家の不動産業者が知らない地域の特徴やオススメポイント、お困りごとなどが聞けるはずです。

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挨拶のついでに声をかけよう

ご近所の方に聞くと言っても、知らない人にどう切り出せばいいのでしょうか。
聞き込み調査をするというよりも、ご挨拶がてらという気軽な感じで声をかけてみましょう。

「この辺りで土地を探しているのです。住み心地はどうですか」と声をかければ、不審がられることもありません。
希望の土地があれば、お隣さんのことも聞ける可能性が大きいです。万が一問題のある方ならば、ご近所さんは必ず知っていますからね。

逆に何も挨拶せずに見て回ると、何者だ、と怪しまれることもあるかもしれません。そんな時は思い切って、「こんにちは」と挨拶してしまいましょう。
もちろん答えてくれる人くれない人がいると思いますが、挨拶の代わりと思えば、そうがっかりもしないはずです。

 

業者が知る前の不動産情報もあったりするもの。できれば何人かに聞いてみましょう。

ちょっと恥ずかしいという方もいるかもしれませんが、ご近所さんの話は必ずいい判断基準になりますから、頑張ってみてくださいね。

住んでからトラブルにならないために

事前の確認をしっかりしてせっかくいい場所に家を建てたと思っても、建てた後にご近所トラブルになってしまっては、本末転倒です。

お隣の家の庭木がこちらまで枝を伸ばしている、お隣の家が敷地境界に近すぎる、など気になるところがあれば、建てる前にお隣に話して相談しておきましょう。
窓などの開口部を相手の家の窓の真正面に作らないなど、あなたが建築するときの配慮も必要です。

お隣やご近所さんとはできれば話をする間柄でいたいもの。住宅会社などに間に入ってもらってもいいのですが、直接話す、もしくは同席して話すなど人任せの印象を与えない方がいいようです。

あなたが新しい家を建てるご近所さんは、将来的にも繋がりを持っていかざるをえないのです。
ご近所との付き合いは面倒な反面、災害時などいざという時はとても頼りになるはずです。最近は自治会への加入など一時煙たがられていたことも、参加する機運があるようです。

あなたの家は、あなたの街の建物の一つでもあります。
全てをお隣など相手に合わせる必要もありませんが、配慮できるところはする、という心積もりは必要ではないでしょうか。

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まとめ

ここまで、土地選びの時の地域やご近所さんを確認する方法について、ご紹介しました。

ご近所の人に話を聞いてみるなんて、今どきずいぶん泥臭い方法だなと感じるかもしれませんね。
でも、家を建てる前から顔見知りのご近所さんがいるなんて、安心ではありませんか?

実際の暮らしが始まれば、いいことも悪いこともありますよね。
何かの時に話のできるご近所さんがいるのは、心強いはずです。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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