家造りの基本専門家によるマイホーム作りの話

注文住宅では自分の希望をどのようにヒアリングしてくれるのか?

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暑い夏といっても、だんだんと季節が変わるのが感じられるようになりました。

注文住宅を設計するには希望を伝えるわけだけど、どうやって伝えるのかしら。
打ち合わせでヒアリングされるのかしら。一体どんなことを聞かれるの…

そうですよね。
設計の打ち合わせの一番初めに行われるのが希望を聞くヒアリングです。一体どんな風に行われるのかどんなことを聞かれるのか、あらかじめ知っておきたいですね。

この記事では、そんなあなたに設計を始める時のヒアリングについてご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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注文住宅のはじまりはヒアリングから

注文住宅の建築をするとき、実際の設計で初めに打ち合わせですることは、ヒアリングです。
どんな人たちがどんな家に住みたいかを、設計してくれる専門家がヒアリングし、その情報をもとに設計を始めるわけです。

このヒアリング、どのように勧めるのでしょうね。

伝える内容は色々とありますが、大きく分けて2種類の内容をヒアリングしていきます。現在の家族の基本情報についてと、新しい家に関する希望の2つです。

その他に敷地の情報、予算計画についても伺って、プランニングを始めていきます。

 

ヒアリング用のシートを使うことが多くなっています。
事前に渡されて、書き込んだものを打ち合わせに持っていく、または打ち合わせをしながら書き込んでいくこともあると思います。専門家が対面でインタビューすることもあります。

どちらにしても質問に答えていくので、そんなに難しく考えなくても大丈夫。
また、一度に一気に聞かずに段階的に聞くこともあると思います。

どんな内容を伝えるのか

では、具体的にどんなことを聞かれるのでしょうか。
予算と敷地の情報は別にして、「現在の家族の基本情報」についてと、「新しい家に関する希望」をそれぞれ見てみましょう。

現在の家族の基本情報は?

まずは「家族構成」です。それぞれの方のお仕事や学校、趣味などを教えてください。

ペットを飼っているなら、そのペットのことも。家の中で飼っているのか、面倒を見ているのは誰なのか。
また、車や自転車などを使用するかどうか、台数は何台か。家族みんなですることはあるのか。といったことを、教えてください。

それから「生活のパターン」を聞かれることもあるでしょう。
例えば、夫婦共働きで二人とも通勤していれば、仕事帰りの夜から朝にかけてが家を使う時間帯です。

終日誰かがいる家庭なのか、すれ違う時間が多い家族なのか、今の暮らしの中のパターンを聞き取っていきます。

 

そんなことが設計に関係あるのでしょうか。

例えば、ご飯がいつもみんなバラバラになってしまうなら、キッチンやリビングダイニングの作り方をオープン設計するといいかもしれません。
時間をずらして食べても、リビングやキッチンにいる家族と会話をすることも可能です。

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生活のパターンそのものは変えることが難しいことも多いですが、設計の工夫で新たな生活パターンを作ることができるかもしれません。

新しい家に関する希望は?

まずは、どのような暮らしがしたいのか。

家族の団欒を一番にしたい。趣味を楽しむ家にしたい。お友達を呼んでパーティーを楽しみたい。静かにしっとりした時間を持ちたい。といった、暮らしのイメージです。

デザインや色味など、お好みの家はどんな風かを伝えます。
冷暖房はどうするか、省エネルギー性能や耐震性能など、住宅の性能の希望を伝えましょう。

バリアフリーに対応するのか、将来の介護はあるのか、といったことも。

 

「どんな部屋をどのように使いたいか」も聞いていきます。

例えば、キッチンはオープンにしてみんなで調理をしたい、子供部屋はできるだけ個室にしたくない、寝室は日当たりがいい方がいい、など、欲しいと思う部屋のそれぞれをどんな部屋にしたいのか希望を伝えましょう。

新しい家に持ち込みたい家具があれば、その家具について、サイズなどを測っておいて伝えるといいですね。
特に思い出のある大きな家具は、置き場所だけでなく、どうやって部屋に運び込むかも考えておかなくてはいけませんから、できるだけ早く伝えておきましょう。

ヒアリングに臨むコツ

かなり詳しい内容や細々としたことを伝えることになるのが、お分かりだと思います。決まっていないことや、うまくまとまらないことも多いと思います。
まずはしっかり家族で話し合っておきましょう。

その上、まだまだ打ち合わせの初めの段階で、今の暮らしについて話したり、細々とした希望を言ったりするのはちょっと…と遠慮がちになることもあるようです。

でも、遠慮は無用です。
もしわからないこと、決められないことがあれば、そのままに伝えてください。

打ち合わせて話しをしたり、プランを見たりしているうちにわかってくることもありますから、考え込まなくても大丈夫です。

希望が全て形になって叶えられるわけではないですが、あなたが予想していたこととは違った形になって叶えられることもあります。
だから、まずは遠慮したりせずに、話を聞かせてもらったほうがいいのです。

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まとめ

ここまで、最初のヒアリングについてご紹介してきました。
プランをしてもらう相手によって聞き取りの内容は少し違うかもしれませんが、必要な情報は必ず聞いてくるはずです。

繰り返しになりますが、まずは家族と話し合うこと、そして遠慮せずに希望を伝えて話し合っていくことがいいプランニングの第1歩です。

うまく言葉にできなければスケッチでも写真でもいいですよ。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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