会社選び専門家によるマイホーム作りの話

欠陥住宅にならないための業者の選び方のポイントは?

※当ブログでは、記事内に広告が含まれています。

立秋も過ぎて、夜になると昼の暑さを忘れられるようになりました。
住宅を建てる業者を選びたいけど、どんな業者なのかちょっと不安。ちゃんとしている業者なのかしら。

そうですよね。
大きなお金も支払うし、これからの暮らしのベース作りを任せることになる住宅業者。でもしっかりした会社なのかどうか、どうやって確認したらいいのでしょうね。

この記事では、そんなあなたに住宅業者の選び方のポイントついてご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

スポンサードリンク

住宅業者を選ぶには

一戸建ての住宅を建てるには、専門的な知識や技術が必要です。だから、専門の住宅業者に相談することになりますね。

住宅メーカーとか工務店、建築設計事務所などいろいろな形態の住宅業者がいるし、呼び名も様々。
一番心配なことは、「ちゃんとしている業者かな」ということでしょう。

普段から使っているお店であれば、どんなものを取り扱っているか、サービスはどうかもわかりますが、家づくりの住宅業者とは初めてのお付き合い、ということになることが多いでしょうね。

どういった会社が「ちゃんとしている」住宅業者なのか、知っておきたいところですよね。

住宅を建てる方が最も望むのは、「しっかりした家を建てて欲しい」ということ。
「ちゃんとした」住宅業者は、しっかりした家を建ててくれる業者だと考えてみましょう。

しっかりとした家を建てるのはどんな業者?

ではしっかりした家を建てる業者を選ぶには、どんな点を注意したらいいでしょう。
3つのポイントをご紹介しましょう。

技術力はあるか

専門家に相談するのは、しっかりとした知識と技術力を持っていると思うからこそですね。

家づくりは、伝統的な決まりごともありますが、新しい機能や性能を要求されます。
それを「しっかり説明してくれ納得させてもらえるか」、が技術力の一つの目安になると思います。

新しい技術や社会状況の変化など、日々勉強していないとわからないことも多いです。
家を建てようとしているあなたに、それを説明できないのは勉強不足・技術力不足と言われても反論できないところでしょう。

 

そして実際に、その業者が建てた家を見てみましょう。

現場見学会や完成見学会など、会社ごとに開催されているはずです。
そういった見学会を見に行くと、住宅そのものだけでなく、会社の雰囲気や家づくりへの考え方なども感じられるはずです。

それぞれの業者は、住宅の様々な要素を総合的に判断し、こんな家がいいですよ、と言える自分たちの考えを持っています。あなたの考えとマッチして納得できるのか、を見てみてください。

一緒に家づくりをしてくれるか

家づくりは、建て主と業者が一緒にいい家づくりに努力するのが、最もいい結果を生むもの。
そうなるためには、あなたの希望や要望をしっかり聞いてくれることがまずは第一でしょう。

スポンサードリンク

もちろん、すべての希望や要望をかなえるということではありません。聞いた上で、よりよい方法をアドバイスしてくれ、一緒に考えてくれることが必要です。
とにかくこちらの言うことを聞け、という業者は信頼できないもの。

家づくりは建てて終わりではなく、そのあとのメンテナンスやリフォームも当然あるものと考えると、長く付き合える関係を築けるかは重要です。

会社の経営は安定しているか

どんなにいい人が担当してくれても、その会社が経営的に安定していなければ任せられませんよね。
大手の上場会社などでは経営状態が調べられますが、非上場の会社はわかりにくいですよね。

ただし、必要以上に契約や着工などを急いだり、支払い条件が前倒しになっていたりすると、資金難なのかもと疑いが出てきます。

ご近所やネットの口コミなどもチェックしてみましょう。
施工事例がHPなどで公開されていなかったり、現場を見せてくれなかったりするのは、見せられる事例がないということかもしれません。

 

また、建設業の資格をしっかり登録しているか、も一つの目安になります。
建設業に登録していると、住宅への瑕疵(かし)担保責任が発生して新築から10年間、構造や雨漏りの瑕疵を保証します。

それを実施するための金銭的な準備をしていますから、家を建ててもらった後万が一その会社が倒産しても、10年間は保証されるのです。

第3者による現場検査という方法も

それでも工事現場で起こったことは、なかなかわかりません。見えないところで手抜きをされたら、欠陥住宅になってしまうことも。

だからと言って建築中ずっと目を光らせていることもできないし、専門的な知識がなければ見てもわからないかもしれませんよね。

そんな時に活用できるのが、第3者による建築現場の検査です。
確認申請の通りに現場が施行されているか、契約通りか、ミスはないかなどを、第3者の検査機関に建築途中にチェックしてもらうことができます。

もちろん有料での検査になりますが、第3者の専門家が入ることで、住宅業者は緊張して現場を収めることになりますし、建て主は安心することができます。

合わせて読みたい

https://happy-newhouse.biz/happyhome90/

まとめ

ちゃんとした、しっかりした家を建ててくれる業者の選び方について見てきました。そうはいっても難しいですよね。

注文住宅は、工場で作られた品質チェック済みのものとは違い、現場で一棟一棟建てていくもの。
その事自体が楽しみでもあり、不安要素でもあります。

相手である住宅業者をしっかり見て、不安なところは質問をぶつけましょう。
真摯に応えようとする会社が、いい相棒になるのではないでしょうか。

 

スポンサードリンク
この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

あさ(建築のプロ)をフォローする
タイトルとURLをコピーしました