梅雨に入り雨の季節になりました。
注文住宅を作る時、子供部屋をどうするか考えなくては。
とは言っても子供もいずれは巣立っていくし、よく考えるとそんなに長い間は使わないし、将来どうしたらいいのかしら。
そうですよね。
子供部屋は実際に使われるのは、10年程度と言われています。巣立ったあとのほうがずっと長そう。
そのことをどう考えればいいか、悩むところですよね。
この記事ではそんなあなたに、子供が巣立ったあとの子供部屋の使い方をご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。
子供部屋はどう作る?
注文住宅を新築する時は、将来のことを考えて間取りを始めとした計画をしていきますよね。
子供がいる家庭では、子供部屋をどう作るか、いくつ作るのか、どのくらいの広さに、といったことを考えます。
子供部屋は、家庭の中で子供をどう育てていきたいかが大きく関わってきます。
時代によっても、子供部屋に関する考えは違います。地域性や育ってきた環境で違うかもしれません。
それでもある期間に、個室として子供部屋を使わせたいと思う方が多いですよね。
子供部屋は、例えば中学生から高校を卒業するまで使うとすると6年間、もっと小さい頃から使っても12年ほどつかったあと、子供が巣立っていくと子供部屋としては使われなくなります。
そのあとも部屋は残るわけです。さあ、そのあとはどうしたらいいでしょうか。
子供が出ていったあとの子供部屋はどう使う
家の中に空き部屋を作っておくのはもったいないし、住宅ローンを組んでいる方にはその空き部屋分も支払うわけですから、ちょっと悔しいですね。
ついつい荷物を持ち込んで、いつの間にかいらないものばかりが詰まった納戸ができてしまったり…
子供が出ていったあとの子供部屋、どんな風に使うことができるでしょうか。
趣味の部屋や書斎に
個室として子供が使っていた部屋ですから、個室として使えます。親世代のための趣味の部屋や書斎に使うことができます。
子供が出ていったからといって、使っていた家具やものがすべて空っぽになることもないでしょう。
机をそのまま利用して自分の趣味のために使うこともできますし、書斎として仕事をすることもできますね。
ですから、子供の机はいわゆる学習机ではなく、誰でも使えるプレーンな机にしておくと使う人を選びません。
ゲストルームに
子供が出て行ったからといって、全く帰ってこないわけではありません。年末年始の帰省もあるし、結婚して家庭を持ち新しい家族を連れて帰ってくることもあるでしょう。
そんな時のために、ゲストルームにしておくことができます。
ゲストルームにしておくと、子供だけでなく祖父母世代も泊まれますし、お友達を呼んで泊まってもらうこともできます。
子供用に限定せずに、ゲスト用の泊まれる個室にするわけですね。子供にとっては帰って来やすい環境になって、帰省も増えるかもしれません。
毎日ではなくても、つどつど使うお部屋だと意識していれば、うっかり納戸化も防げます。
夢を叶えるために
趣味でやっていたハンドワークを仕事にする、など夢を叶えるための使い方もできそうです。
子供部屋は家の中でもプライベートなエリアにあることが多いですから、お店を開いてお客様を呼ぶ、という使い方には抵抗があるかもしれません。
ですから、ハンドワークをするための工房のように考えるのです。自宅ですから出店費用がかからないし、固定費は抑えられますよ。
リビングの隣に子供部屋があるなら
子供部屋をリビングの隣に作っているなら、ドアを開放したり壁を一部取り除いたりすることで、リビングと子供部屋が一体になり、広いリビングにすることができます。
リビングは日常、最も人がいる場所です。子供たちが巣立ったら、リビングを広々とさせようなんてなかなか贅沢な計画です。
家族の変化に対応する一つの方法ですね。
子供部屋は基本的に個室
子供部屋は基本的に個室としての機能があります。採光のための窓があり、人が居心地よく過ごせるプライバシーのある空間です。
子供のために、日当たりのいい間取りになっていることも多いでしょうね。
そんな特性を生かした使い方を考えると、大きな費用をかけずに新しい使い方ができるはずです。
もっと違った方法は?
家族以外の人と使う
家族の形態は時代とともに変わっていきます。今やシェアハウスも一般的になってきて、同じ家に家族以外の人と住むことも目新しいことではなくなってきました。
自宅のキッチンスペースを開放して、街の人たちと一緒にご飯を作ったり食べたりする例も出てきています。
子供部屋は個室ですから、思い切って民泊にチャレンジしたり、下宿として学生などに部屋を貸したり。
そんなこと今は考えられないかもしれませんが、あなたの家を家族以外の人と使う、という選択肢があることも覚えておいてください。
思い切って減築
子供たちが巣立っていくとゆくゆくは親世代だけになり、高齢者だけが住む家になるのかもしれません。
そんな時、減築という選択肢もあります。思い切って子供部屋を始め必要のない部分を減らして、家をコンパクトにするリフォームです。
大きな工事ではありますが、増築ほど構造的な制約を受けにくいので、場合によっては考えておくといいかもしれません。
まとめ
子供部屋はたいていの場合10年前後しか使いません。子供の巣立った後も、できるだけ有効に使いたいもの。
将来の使い方のために、今を不便にする必要はないけれど、少し考えておくといいかもしれませんね。