専門家によるマイホーム作りの話進め方

注文住宅。土地の購入と住宅契約のタイミングは?どっちが先なの?

※当ブログでは、記事内に広告が含まれています。

このブログでは、新しくマイホームを建てようと考えているあなたに、プロの目線から、絶対に損をしないための情報をお伝えしています。

初めてのマイホーム建設。土地探しから注文住宅の建築までを考えると、どんなタイミングで何をするのかわかりにくいですね。
だいたい土地の契約と住宅の契約が違うなんて、ややこしい…

そうですよね。
家を建てたいという目的は一つなのに、やることはあっちもこっちも。まったくややこしいですよね。

この記事では、そんなあなたに土地と住宅の契約までの流れをご紹介します。ざっくり知っておくと安心して進められるはずです。ぜひ参考になさってくださいね。

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土地の売買契約と住宅の請負契約

住宅を新築する場合、土地を探して購入する場合がありますね。
そうなると土地を契約して購入することと、注文住宅を建築する契約をどちらも進めなければなりませんね。

土地を購入するときは売買契約を、注文住宅を建築するには請負契約を結びます。
土地は今あるものを売買しますが、注文住宅は図面を作って契約し、それを作る契約です。

少し毛色が違うことがイメージできると思います。

住宅の設計や工事は、土地があってできるもの。どんな土地に建てるかは、工事内容にも金額にも関わってきます。
基本的にあなたの所有としっかりわかる敷地に、計画するわけです。

 

というわけで、ざっくり言うと土地の売買契約を先にします。そのあと住宅の請負契約。
でも一つ一つやっているより並行して進める方がずっといいのです。

建築条件付の土地だった場合は、施工会社や期限が決まっていることもありますし、施工会社が土地を売買する場合もありますが、その他は土地と住宅、2種類の相手と相談をすることになりますから、大まかな流れを知っておくと安心です。

住宅の計画をするには敷地条件の情報が必要

住宅の計画を進めるときに、敷地の条件は欠かせません。
正確な面積。敷地の境界で区切られた形。敷地に接する道路の状況。敷地にかかる法規制。水道や電気、ガスなどライフラインの引き込み状況。などなど。

土地探しから始まって、ここに決めたいというと土地があれば、上に挙げたような内容は説明を受けているはず。
この状況で住宅の設計を行う会社と情報を共有していれば、住宅の設計の準備も進められます。

注文住宅の請負契約までの流れは、おおよそこんな風になります。

相談したい施工会社(または建築設計事務所)を探す

プランと見積もりを依頼

申し込み・仮契約など

地盤調査

詳細設計と見積もり

請負契約

請負契約の後には、建築確認申請、住宅ローンの申請を経て、工事開始になります。

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土地購入のロスを少なくしよう

上の手順の「プランと見積もりを依頼」のところで、敷地条件が必要になるのです。意外と早いのね、と感じるかもしれませんね。

土地を購入して住宅を建てるまで、できるだけ早いほうがロスは少なくなります。
土地を契約してから住宅を建てて住み始めるまで、住んでいる場所の家賃などもかかりますし、ローンを組んでいればそれを並行して払うことになります。

そして土地は購入したらあなたの所有。当然税金もかかります。
何より使おうと思って買った土地、どんどん使ってあげたいというものでしょう。

土地探しと住宅の会社探しを並行して

土地探しと住宅の施工会社への相談は、並行して行いましょう。
上に記載した住宅の計画の手順に、土地探しから売買契約までを入れ込んでみます。

土地:土地探し
住宅:相談したい施工会社(または建築設計事務所)を探す

土地:土地の候補地が見つかった!
住宅:相談したい施工会社にも知らせて情報共有!

土地:敷地の条件の調査と確認
住宅:相談したい施工会社にも知らせて情報共有。会社によって敷地調査もしてくれます。

住宅:敷地の調査結果を教えてプランと見積もりを依頼。

土地:売買契約の締結
住宅:申し込み・仮契約など ここから本格的な設計開始

土地:登記など
住宅:地盤調査(敷地の強さを調べます。)

住宅:詳細設計と見積もり

住宅:請負契約

とっても大雑把ですけれど、こんな風に流れるとスムーズです。

相談は気軽にしてみよう

土地を扱う不動産会社も住宅の施工会社(もしくは建築設計事務所)も、土地や建物の不動産取引の経験はたくさんあるので、それぞれにこんな会社と話していると相談しておくといいですね。

特に住宅の施工会社は、これから自分たちが建てる家のベースになる敷地ですから、しっかり確認してくれるはずです。
敷地の条件は間取りにも建築金額にも関わってきますから、相談しても嫌な顔はされません。

住宅の建築に必要な敷地の状況の調査や地盤調査は、地主さんによってはもっと早い段階でしてもいいよということもあるかもしれません。

複数の土地、複数の施工会社と話をしたい、ということもあるでしょう。そんな時も大体の流れは同じです。
状況によって細かい内容は違うと思いますが、大まかな流れを知っておいて、あなたの家づくりをすすめていってくださいね。

まとめ

土地探しから家づくりまで、なかなか大変と思うかもしれませんね。
でもそんな時こそ専門家の助けを借りてください。一緒に家づくりをするわけですから、考えてくれるはずです。

もちろん土地選びなどは、あなたが決断することです。
その決断をするための助言はしてくれるはずですから、困ったり、わからなくなったら相談です。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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