一戸建てを新築しようとした時、明るい新生活やピカピカの新居の様子をあれこれ想像すると楽しいですよね。
ですが、漠然と楽しい生活を夢見ているだけじゃ、快適な新築一戸建てライフを手にすることはできません。
私達夫婦は30代になって念願の一戸建てを、新築が立ち並ぶ分譲地の一画に建てました。
子供と私達が楽しく暮らしている姿を思い浮かべながら、設計やデザインには力を入れ、完成するのを今か今かと待ち望んでいました。
そうして新築した一戸建てでしたが、悲しいことに住んでみて初めて気づく失敗がいくつかあったんです。
この記事では、我が家やご近所の一戸建てを新築した人の失敗談をお話するとともに、新築一戸建てを購入する前に気を付けるべき点をお伝えしていきます。
一生に一度の大きな買い物ですから、失敗がないように参考にしてみてくださいね。
建ててみてわかった!新築一戸建て住宅の失敗例7選!
風呂場の失敗
オプションをつけすぎた
我が家の失敗ですが、お風呂に機能をつけすぎたことを後悔しています。
お風呂のカタログにはいろいろなオプションが紹介されていて、風呂での癒しを夢見ていた私達夫婦はあっさり魅了されました。
厳選した上で浴室テレビとミストサウナ、調光調節できるライトのオプションを取り付けましたが、いざ住んでみると使ってみたのは物珍しさのある最初だけで、現在ではどれもほとんど全く使っていません。
普段の生活には基本の設備だけで充分だった、と後で思い知らされました。
窓を取り付けなかった
防犯のことを考えて、ご近所のAさんは風呂に窓をつけなかったそうです。
すると湿気がこもるんでしょうね、カビの生えやすい風呂になってしまったようです。
防カビ剤もまめに使って予防しても効果が薄いようで、掃除が大変だとAさんは嘆いていました。
浴槽を大きくしすぎた
お風呂にこだわって広い浴槽を取り付けたのが、ご近所のBさんです。
ぜいたくな湯舟に浸かることを毎日の楽しみにしていたところ、後日水道の料金明細を見てびっくり。
浴槽に溜めるお湯が多くて、水道代が跳ね上がっていたそうです。
もちろんガス代も増加して光熱費の額が恐ろしいことになっているらしく、お風呂に入るとお金のことが頭にちらついてリラックスできないそうです。
収納スペースの失敗
奥行が広すぎた
こちらも我が家の失敗ですが、キッチン横に設置したパントリー(食品庫)の奥行きが広すぎました。
手が届ききらないので、奥に入ってしまった物は取り出すのも一苦労です。
今ではほとんど使わないポップコーンメーカーやかき氷機などが、不用品置きのように奥の方に押し込まれているだけです。
窓の失敗
大開口の窓
見学した一戸建てのモデルハウスの中に、大開口の窓の家がありました。その開放感に感動して、我が家でもリビングに設置することにしたんです。
ところがいざマイホームで窓を開けてみると、開放感よりも外からの視線が気になって落ち着かない。
外からの目隠しになるよう圧迫感の少ない塀を建ててみましたが、それでも人目が気になってあまり窓を開けなくなってしまいました。
結局、窓をブラインドで閉め切ることが多くなり、開放感や日当たり、風通しが悪くなったので、大開口の窓を選んだことは失敗でした。
庭の失敗
手入れが大変
一戸建てを新築したら、庭が欲しいと考えている人は多いと思います。我が家も例にもれず、庭をつくって花や木を植えました。
満足のいく庭ができたのですが、美しい状態を維持するには想像していた以上に小まめな手入れが必要で、今ではとても負担です。
雑草の草抜きは年中ですし、秋には落葉樹の掃き掃除もしています。
シンボルツリー
一番後悔しているのが、暑さ寒さに強く安価だとおすすめされて植えたシンボルツリーです。
成長が早く大きくなりすぎるので剪定の回数が多く、春には幼虫が葉を食べに寄ってきてフンで汚され、その幼虫を目当てにアシナガバチもやってくるんです。
極めつけは夏で、大嫌いなセミが好んで集まってきて早朝からうるさくてゆっくり寝ていられません。
とてもストレスを感じるので、シンボルツリーに対する後悔は大きいです。
夢のマイホーム建築で後悔しないためのポイント2点!
本当に必要かどうか
新築の計画段階では、「これを設置したら便利だろうな」などと漠然と豊かな生活を想像してしまいがちですが、ここで一旦冷静になるように努めてください。
一戸建てを新築して後悔しないためには、実際に生活している様子を具体的にイメージしてみることが何よりも大切です。
憧れだけなのか本当に必要なものなのか、これから長く暮らしていく一戸建てに取り付けるべきかよく考えて判断してくださいね。
メリットとデメリットは何か
メリットとデメリットを書き出して、比較してみるようにしてください。
例えば、浴室乾燥機の設置を検討しているとしましょう。
メリットは雨の日や夜でも洗濯した服を乾かせられ、浴室も乾燥させるのでカビが発生しにくい、デメリットは稼働にコストが毎回かかり、まめなフィルター掃除が必要になったり故障したら高額な費用がかかる点などが挙げられます。
ご家庭によってどちらを重要視するかは違ってきますので、よく比較してあなたの生活に合った判断をしてくださいね。
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まとめ
新築一戸建ての失敗談と、気を付けるポイントはいかがでしたか?
悲しいですが、一度一戸建てを建ててしまえば、変えたいけど簡単には変更できない箇所は意外とあります。
この記事の失敗談を参考にして、事前によくシュミレーションした上で納得のできる一戸建てを新築してくださいね。