家造りの基本専門家によるマイホーム作りの話

新築一戸建て。ウォークインクローゼットを作りたい!部屋が広くないと無理?

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暖房が恋しい季節になりました。
新築の住宅にはウォークインクローゼットをつけたいけれど、広い部屋が必要かしら?

そうですよね。
ウォークインクローゼットがあれば収納量が取れるし、きれいに収納できそうです。
その代わり、それのためのスペースが必要だから、そんなスペースが取れるのかどうか心配になりますよね。

この記事では、そんなあなたにウォークインクローゼットについて、ご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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ウォークインクローゼットを計画したい

新築の住宅を計画するなら、収納をしっかり計画したい!というご希望があるはず。
そんな中、収納でお馴染みになってきたのがウォークインクローゼット。ご存知の通り、人が入って物を出し入れできるクローゼットです。

いわゆる「物置」とはまた違い、毎日もしくは頻繁に使う収納です。

扉をあけて取り出すタイプのクローゼットと違い、ウォークインクローゼットはその中で衣類を選ぶことができて、忙しい朝などにもスムーズに動けます。

また、日本では夏物と冬物の衣類を入れ変える「衣替え」をしたい、というお家が多いでしょう。面倒だけれどやらなければならない衣替えを、楽にしてくれることも。
衣類だけでなく、スーツケースなど時々しか使わないモノを収納するスペースにもできますよね。

どのくらいの大きさが必要か?

便利なウォーキングクローゼット、収納をしっかりしながら人が入るスペースを確保するからには、それなりの大きさが必要です。

どのくらいの大きさが、必要なのでしょう。
人が一人スムーズに歩くには、60cmの幅が必要と言われています。ですから、収納以外の人が動くスペースとして、60cm以上の幅を考えると良いでしょう。

収納には、どのくらい必要でしょう。
パイプハンガーをつけて洋服をハンガーに吊るすには40cm?45cmほど、収納ケースや引き出しなどを置く場合は45cm?60cmほどが必要になります。

つまり最も狭いウォークインローゼットは、壁の内側の幅が100 cmほど。1.5?2畳程度のスペースでもウォークインローゼットは可能です。

どうでしょう。それほど大きなスペースでなくてもウォークインタイプの収納は可能ですね。
どう行った使い方をするのかで必要な大きさも違ってきますから、使い方を想定して計画していきましょう。

収納スペースのタイプは?

収納スペースをどのように配置するかで、収納量が変わってきます。

1、片側収納型

部屋の片側の壁に収納スペースがあるタイプ。
収納量は高くありませんが、デッドスペースができにくい収納です。

2、両側収納型

部屋の両側の壁に収納スペースがあるタイプ。部屋の真ん中を人が通るタイプですね。
収納量が多く、両サイドの収納スペースの奥行きを変えることで変化のある収納が望めます。

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3、コの字型収納

部屋の3方の収納があるタイプ。人が歩くスペースの突き当たりにも収納があるタイプです。
収納量が最も多く取れますが、角の部分はデットスペースになりがちです。

 

部屋にあるモノを全て収納したいのか、それとも決められたモノだけを収納したいのかで、必要な収納量も違います。どのように使うかでも、必要な大きさが違ってきますね。

使うのは誰?どう使う?

ウォークインクローゼット、誰が使うかでも違ってきます。

1、個人で使う場合

夫婦や自分だけのモノを収納したいという場合は、寝室から出入りするように設置することが多いでしょう。
寝室側にモノをおかない代わりに、ウォークインクローゼットに収納を集約します。

毎日の衣類などの出し入れだけでなく、着替えもしたい場合は、更衣スペースを確保して鏡を設置すると便利です。使い方によって、照明もしっかり計画しましょう。

2、家族共通で使う場合

リビング近くに設置、もしくは洗面・脱衣室の近くに設置して、家族みんなで使うこともできますね。

家族のモノを入れるので、比較的大きなスペースが必要になります。夫婦に子供2人の4人家族を想定すると、4.5?6畳程度の大きさが必要となるでしょう。

プライベートな部屋とどうしても距離ができますから、身近なモノをすべて収納するわけにはいかないことが多いでしょう。

ウォークインクローゼットは管理も重要

ウォークインクローゼットは、人が入ってモノを出し入れできるのが最も大きな特徴ですね。
使いやすく保つには、収納するモノを管理して行くことが必要です。

デッドスペースを作らないようにして、モノを出し入れをしやすくするように管理していないと、確かに人が入れるけれど、モノを詰め込むだけの場所になりかねません。

ウォークインクローゼットを使いやすく保つには、モノを増やしすぎないこと、ウォークインクローゼットに入れるモノをある程度決めておくことが必要です。

モノはいつの間にかどんどん増えていくもの。
新築をする時には、ウォークインクローゼットを作る目的を考えておくと、その後の管理にも役立ちます。

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まとめ

ウォークインクローゼットについて、ご紹介しました。
収納はいつでも悩みの種ですよね。ウォークインクローゼットを活用することで、すっきりした部屋が実現できる可能性もあります。

家族の収納をすっきりさせるのは、大変なことかもしれませんね。
新築のときはいい機会です。暮らしを見つめて、あなたの家族にあった収納を作り上げてくださいね。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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