秋到来、ごはんが美味しい季節になりました。
注文住宅の計画をするとき、やっぱり気になるのは費用のこと。せっかく予算を決めておいても、オプションで価格が上がるとかよく聞くけど、実際はどうなのかしら。
そうですよね。
専門的なことはわからないし、費用のことも合わせて検討していくのは大変そう。でも余分なものはいらないし、自分の希望を叶えるようにしたい。
この記事では、そんなあなたに標準仕様とオプションについて、ご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。
無駄に費用をかけないために知っておきたいこと
一戸建ての注文住宅を建てる時は、予算をしっかり立てて進めていくことが重要なポイントですよね。
大きな金額がかかる上に、これから建てる住宅を設計図などで打ち合わせていくわけですから、わからないことが多くても不思議なことではありません。
打ち合わせをしているうちに、家の値段がどんどん上がって行ってしまわないかしら、という心配もあると思います。
住宅の価格は材料と工賃、諸経費で成り立っています。
材料も工賃も、注文住宅の内容やグレードによって変わってきますよね。
当初は予算内だったものが、打ち合わせが進むと予算を超えてしまって困ったなんてことも、なくはありません。
標準仕様とオプション
住宅メーカーや住宅会社では、「標準仕様」が決まっています。
住宅の仕様は一つ一つ決めていくのは大変ですし、金額も早く把握できなくては検討できませんから、まずは出発点になるような仕様(材料や設備に何を使うかということです)が決められているのです。
この標準仕様で一旦の設計はできるのですが、ここから追加やグレードアップなどオプションが追加されて、それぞれの注文にあった住宅にしていきます。
システムキッチンやトイレなど、住宅設備のグレードアップもあるかもしれませんし、内装や外装の仕上げを個性的なものにしたいかもしれませんね。
それらが、たいていの場合はコストアップにつながります。
例えば、標準仕様では食洗機がついていないシステムキッチンだけれど、オプションで食洗機付きにしたい。
そうすると、食洗器の設備代と取り付け費用、電源の確保と水道管の接続と排水管の設置などの費用が追加になっていきます。
ですから、オプションの追加と費用の増減は一緒に見ていく必要がありますよね。
見積書を必ず確認して予算を管理
オプションの追加など費用の増減は図面だけではわからないので、見積書をチェックしながら、建築全体の費用を確認していきます。
どんな材料が使われているか、場所や数はあっているかを確認しましょう。
住宅本体の見積書は20?30枚近くあるはずです。
ちょっと面倒かもしれませんが、ここは粘り強くチェックする必要があるところです。
注文住宅の見積もりは、材料費の他に工事費が入ってきます。
屋根の材料を変えると、材料費だけでなく工事費も変わる可能性もあります。普段の品物の買い物とはちょっと違うポイントですから、覚えておいてくださいね。
見積書をしっかりチェックして、余分なオプションをつけてしまったり必要なオプションが入っていなかったりということにならないよう、全体の予算を見ながら進めましょう。
本体だけでなく全体の費用を確認
住宅の建築計画全体の費用は、建築本体工事費用+付帯工事費用+諸費用・その他があります。
本体工事費用は、その名の通り住宅の本体の工事費用ですが、その他にも費用が必要です。
付帯工事費用とは、
- 解体工事費
- 地盤調査費、地盤改良工事費
- 屋外給排水工事費
- インテリア工事費
- 外構工事
などがあり、本体工事以外の工事費用です。
諸費用・その他は、
- 登記費用・印紙代
- ローン手続き手数料
- 保険費用
- 引越し費用
- 仮住まい費用
など、工事費以外にかかる費用です。
このような建築計画全体の費用は住宅会社が提示してくれますし、あなたからも出して欲しいと必ず頼んでください。
付帯工事や諸費用も、建築する住宅ごとに違います。
建物本体にどこまで含まれているのか、住宅会社ごとに少しずつ違いますから、確認してくださいね。
お金の話は細かくて面倒ですし、ちょっと話しづらいなと感じるかもしれませんが、しっかり確認してください。予算内で希望を叶えるようにしていきましょう。
わからない部分は、わかるまで質問する
オプションに変更する他にも、設計の途中で変更を提案されることもあると思います。
地盤調査の結果で変わってくることや、別の動線の方が良さそうだという提案、この断熱材の方が効率がいいですよ、など理由も様々。
そんな時はなぜそうなるのか、しっかり聞きましょう。
ここで遠慮がちにしていると、よくわからないオプションをつけられて、無駄に費用がかかってししまった、なんてことになりかねません。
もし納得できなければ、納得できるまで。わからない部分はわかるまで。
しっかり聞いて、やっぱりいらないと思えば断ることも必要です。担当者との打ち合わせでは、遠慮せずにわかるまで聞きましょう。
専門的なことをわかりやすく説明するのも担当者の役割です。しっかり話し合って納得しあうことで、後々まで続く信頼関係が築けるはずですよ。
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まとめ
標準仕様とオプション費用について、ご紹介しました。
注文住宅の計画中は専門的な話も出てきますし、初めてのことが多くて戸惑うことも多いと思います。
わからないなと思ったら、しっかり質問してください。しっかり質問に答えてくれる担当者や会社を選ぶ、と考えてもいいくらいです。
せっかくのあなたの新築住宅ですから、遠慮なく手間をかけて計画していってくださいね。