専門家によるマイホーム作りの話

注文住宅と分譲住宅の比較!どう違う?どっちがいい?

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もうじき師走。一年の総まとめの時期ですね。
注文住宅って、そもそもなんなのでしょう。手間もかかるし時間もかかる。もちろんお金もたくさんかかる。他の住宅と何が違うのかしら?

そうですよね。
注文住宅は、打ち合わせなどが時間がかかるし、それなのに高いらしいし、いろいろと自分たちで決めなければならないことになりますよね。

この記事では、そんなあなたに注文住宅ついて、他の住宅との違いを見ながらご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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注文住宅とは?

注文住宅とは、どんなもののことなのでしょう。
注文住宅以外の住宅との違いを見ながら、注文住宅の特徴を見て行くことにしましょう。

「注文住宅」とは、建築主が自分の希望をいかして建築する、新築住宅のことです。
間取りや使う材料や工法などの仕様が決まっている建築済みの「分譲住宅」と違い、オーダーメイドの家をたてる事になります。

住宅の外観・間取り、構造・工法、材料など選択し、設計が自由に行えます。
まさにオーダーメイド。

分譲住宅との最も大きな違いは、家を注文するときには図面のみで、実物の建物はまだない、という事でしょう。
建売などの分譲住宅は実物を見て決定しますが、注文住宅には実物がない分、完成した姿を想像する事になります。

価格の違い

注文住宅とそのほかの分譲住宅とを比較すると、大きな違いは価格かもしれません。
一般的に、注文住宅よりも分譲住宅の方が価格は抑えられています。

同じ家を何棟も作れば、同じ材料を多く仕入れることができて、材料の値段が下がります。
また、設計も手間を省けますし、工事も複数の現場が進行する方が効率的です。

分譲住宅は手間をかけるポイントを減らして、価格を抑えます。また、販売しやすいごく一般的な家の間取りが多いのも特徴です。

注文住宅は分譲住宅と違い、設計も工事も手間も時間もかかってしまいます。その分、あなただけの家になるわけですね。

進め方の違い

注文住宅と分譲住宅との最も大きな違いは、家を注文するときには図面のみで、実物の建物はまだない、という事だとお伝えしました。

では、自分の家を手に入れるための進め方や手順は違うのでしょうか。
はい、時間も手間も全く違います。

分譲住宅は、すでに出来上がった住宅の実物を見ることができます。
それを確認して、分譲する会社から購入するのです。その方が安心でわかりやすいという方も多いようです。

 

注文住宅は、注文主である建て主と、建築を行う住宅会社が打ち合わせをして、設計から計画し、工事を行って住宅を作り上げます。
請負契約という、まだ実際にはない住宅を造り上げ、引き渡すことを約束する契約を結びます。

土地探しが必要な場合もあります。まだ土地を持っていない場合には、住宅の計画の前に土地探しから行う必要があります。

注文住宅の方が、時間も手間もがかかることがお分かりですよね。
その分、オーダーメイドの楽しみがあるし、家を一から考えるなんて、重要な時間とも言えると思います。

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現在の注文住宅を詳しく見てみると

注文住宅は、建築主が自分の希望をいかして建築する新築住宅で、住宅の外観・間取り、構造・工法、材料など選択し、設計が自由に行えるとご紹介しました。

オーダーメイドなのですが、現在ではまさに一から十まで全てオーダーの住宅はなかなか見られなくなりました。

住宅メーカーや地域工務店に頼む場合も、会社ごとに標準仕様があったり、得意な工法があったり、家づくりへの考え方があったり。それらを反映して、ある程度の仕様が決まっていることが多いのです。

品質を安定させるためであり、住宅の性能を充実させるため、でもあります。

フルオーダー住宅

現在フルオーダーの注文住宅と呼ばれるものは、住宅会社ごとの仕様の中で、間取りなどを自由に設計できるものを言います。

もちろん、材料選びから全てを自由にすることも可能ですが、専門的な知識も必要になり、そこまでの選択を建築主がするのは、難しい場合も多いのです。
ですからある程度の選択肢から、材料を選びます。

それでも土地が決まって設計開始から住み始めるまで、だいたい8ヶ月?1年ほど。
工事期間もフルオーダーの住宅の場合は、4?6ヶ月ほどかかります。

土地の形状が変わっている、趣味を生かした家にしたい、個性的な家にしたい、といった希望があれば、やはりフルオーダーがいいでしょうね。

セミオーダー住宅

一方で、セミオーダーで注文住宅を作ることもできます。
間取りなどを一から考えるのではなく、規格プランなどと呼ばれるプランをもとに、間取りを少し変更する、という対応ができるもの。

間取りだけでなく、床や壁などの仕上げをどうするか、外壁や屋根をどうするか、といった仕様を選択できるものも多いのです。

フルオーダーの住宅に比べると、価格は抑えられているものが多いはずです。
時間と手間も減らせるので、これだと思える規格プランがあれば、それを検討するもの一つの方法です。

注文住宅に限らず、分譲住宅でも、床や壁などの仕上げを変更できるタイプも出てきていますよね。

注文住宅は1棟1棟違う

注文住宅の面白さは、まさに1棟1棟違うこと。
フルオーダーでもセミオーダーでも、似ているように見えて実はそれぞれ個性的です。

家に対する考え方も、住まい方もまさに人それぞれ。時々、思いもよらないようなご希望をきいて、なるほどと感心してしまうこともあるのですよ。

そんなそれぞれの考え方をもとに、あなたと家族が暮らしていくうちに、あなたたち家族にとって居心地のいい家に育っていくのです。

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まとめ

注文住宅ついて、他の住宅との違いを見ながらご紹介しました。

今の時代、これほど手間をかけて新しいものを手に入れることはなかなかないように思います。
毎日の暮らしが活力となるのは、居心地のいい家があってこそなのかもしれません。

手間と時間、価格や専門的な知識など、バランスよく考えていく必要がありますが、注文住宅は手間も時間もかけただけの価値があるのではないかと思います。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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