大阪市阿倍野区にある安倍晴明神社(あべのせいめいじんじゃ)へ行ってきました。安倍晴明といえば平安時代の陰陽師、ミステリアスな存在でいろんな映画や小説にも登場し、とても有名ですよね。
大阪市阿倍野区は、安倍晴明生誕の地といわれる場所のひとつ。住宅街の中にひっそりと鎮座する安倍晴明神社へのアクセス方法や、御朱印をご紹介します。
安倍晴明神社へのアクセス
〒545-0034
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町5?1
安倍晴明神社の最寄り駅は、阪堺電車の東天下茶屋駅です。
各線天王寺駅から阪堺電車に乗り換えます。今回初めて阪堺電車に乗りましたが、乗り場はあべのハルカスとあべのキューズモールの間にあるのでわかりやすかったです。
東天下茶屋駅からは駅舎を出て左方向(踏切と逆の方向)へ進むと、手書きの「安倍晴明神社参道」という看板がありました。最初の交差点を右に曲がってしばらく進むと、神社が見えてきます。徒歩3分くらいでした。
安倍晴明神社には駐車場はないので、電車でのアクセスをおすすめします。
安倍晴明神社の歴史と安倍晴明伝説
安倍晴明神社のご祭神は、もちろん安倍晴明(あべのせいめい)。
安倍晴明は、921年に阿倍野で生まれたといわれています。安倍晴明生誕の地には大阪の他に香川県や茨城県という説もありますが、なかでも有力とされているのがここ大阪・阿倍野です。
境内にある安倍晴明像の足元には狐が。安倍晴明の母は、和泉の信太森に住む「葛乃葉(くずのは)」という名前の白狐といわれています。謎が多い安倍晴明らしい伝説ですよね。
この像は、安倍晴明が亡くなる前に「1000年後によみがえる」と予言したことにちなんで2005年に建立されました。
安倍晴明神社は晴明の死から2年後の1007年に創建され、江戸時代には大阪の大社のひとつといわれるほどの格式高い大きな神社でしたが、幕末には衰退してしまい、「安倍晴明生誕の地」の石碑と小さな祠だけの状態になったそうです。
生誕の地の石碑は文政年間(1818年~1826年)に作られた古いもので、今も安倍晴明神社の境内に残っていました。石碑の隣には産湯の井戸の跡もあります。
明治末期から大正時代にかけて安倍晴明神社の復興が計画されて、阿倍王子神社の末社として大正14年に現在の社殿が完成しました。
安倍晴明神社の御朱印
境内に社務所があり、御朱印はそこでいただけます。初穂料は300円でした。安倍晴明といえば五芒星。安倍晴明神社の御朱印にも、五芒星の印がしっかり押されていますよ。
私は平日に参拝しましたが、お参りしている間に何組も参拝に訪れて御朱印をいただいていたので、休日は御朱印の待ち時間があるかもしれません。
社務所が無人の場合は、近くにある阿倍王子神社の社務所で安倍晴明神社の御朱印がいただけるそうですよ。
〒545-0034
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町9?4
阿倍王子神社についてはこちらの記事をご覧ください↓ ↓ ↓
安倍晴明神社には占いコーナーが!
神社には珍しいですが、安倍晴明神社の社務所横には占いコーナーが。
安倍晴明は陰陽道や天文学を学び、占いが得意で「神のごとし」といわれるほど当たると評判だったことから、安倍晴明神社にも占いコーナーがあります。
受付時間は毎日13:00~16:30までで、曜日ごとに風水や手相、タロットカード、四柱推命などの占いをしてもらえますよ。相談料は2,000円から。
曜日ごとの占い情報などは、安倍晴明神社のホームページで確認できます。有名な陰陽師ゆかりの地での占い、なんだかものすごく当たりそうな気がしますね。
まとめ
住宅街の中にひっそりと鎮座する安倍晴明神社は、小さな神社ですが見どころがたくさんありました。ふだん乗ることのない路面電車、「阪堺電車」に乗るのも楽しかったですよ。
御朱印をいただきに、天王寺からちょっと足を伸ばして参拝してみてはいかがでしょうか。