淡路島にある「自凝島(おのころじま)神社」へ行ってきました。
伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)の国産み神話にゆかりのある神社で、「おのころ島」は2柱の神が国産みのために降り立った島といわれています。
自凝島神社がある場所がおのころ島であるという説があり、古くから聖地とされてきました。
自凝島神社の見どころは、何と言っても「縁結びのパワースポット」と異名を持つ、鶺鴒(せきれい)のつがいが止まったと言われる石です。こんな時代だからこそ、恋人や夫婦の間の関係をより深めて欲しい。そんな自凝島神社の見どころと、御朱印をご紹介します。
自凝島神社へのアクセスと駐車場情報
自凝島神社はちょっとわかりにくい場所にありました。
神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原インターを下りて左折し、志知交差点を左折、県道うずしおラインをまっすぐ進むと神社の看板があり、西川交差点を左折します。
場所はわかりにくいですが、西淡三原インター近くからは自凝島神社の巨大な赤い鳥居が見えるので、鳥居を目指して進みましょう。
自凝島神社の駐車場
自凝島神社には大型駐車場があります。道路をはさんだ向かい側に第二駐車場もあり、お祭りなどで混雑していない場合は問題なく車を停められます。
自凝島神社の由来
自凝島神社の名前にもある「自凝島」という島は、イザナギとイザナミが降り立ち国産みを始めたという場所です。
イザナギとイザナミが国産みをするとき、「天の浮き橋(あめのうきはし)」に立ち「天の沼矛(あめのぬぼこ)」で海をかき回し、矛からしたたり落ちた雫が固まってできたのがおのころ島。
おのころ島に降り立ったイザナギとイザナミは続いて淡路島を作った、というのが日本の神話の冒頭に記されています。
日本の始まりの場所であり、「聖地」というのにふさわしい島ですよね。おのころ島の場所については諸説ありますが、自凝島神社がある丘がおのころ島であるといわれています。
また、自凝島神社のすぐ近くには「天の浮き橋」といわれる場所もありますよ。
自凝島神社のご祭神
自凝島神社には伊弉諾尊と伊弉冉尊、さらにこの2柱の神の仲を取り持ったといわれる菊理媛命(キクリヒメノミコト)がお祀りされています。
日本の国土と神々を産みだしたイザナギとイザナミの仲を取り持ったというキクリヒメは、かなり強力なパワーを持つ縁結びの神さまですよね。
縁結びの神として有名なイザナギとイザナミだけでなく、キクリヒメまでお祀りされているため自凝島神社は強力な縁結びのパワースポットといわれているんですよ。
自凝島神社の縁結びスポット
自凝島神社の拝殿の近くには「鶺鴒(せきれい)石」があります。
イザナギとイザナミは鶺鴒のつがいを見て夫婦の形を知ったといわれています。国産み・神産みのヒントとなった鶺鴒のつがいが止まったというこの石は、縁結びのパワースポットとして人気があります。
石には紅白の縄がついていて、鶺鴒石の縁結びパワーをいただくには状況によって祈願方法が違います。
夫婦やカップルの場合
夫婦やカップルで参拝した場合は男性が赤の縄、女性が白の縄を持ち、手をつないでさらに強力に縁が結ばれるように祈願をします。
お相手と一緒ではなく一人で参拝した場合は最初に赤の縄だけを、次に白の縄だけを持ち、思いを込めて祈願をします。
新しい縁を結びたい場合
現在お相手がいなくて、これから良縁を結びたい場合は最初に白の縄だけを、次に赤の縄だけを持ち、思いを込めて祈願をします。
自凝島神社の大鳥居
自凝島神社といえば、この巨大な鳥居が有名です。
高さが21.7メートルあり、京都の平安神宮と広島の厳島神社とともに「日本三大鳥居」といわれています。平成24年に修復されたばかりで、まだ色鮮やかな朱塗りの鳥居は青空にとても映えていました。
この鳥居は神戸淡路鳴門自動車道で西淡三原付近を走行中にも見える、自凝島神社のトレードマークです。
鳥居の大きさに比べて、神社の境内がとてもコンパクトなのが意外でした。
自凝島神社の御朱印
自凝島神社の御朱印はこちら。
初穂料はほとんどの神社は300円ですが、自凝島神社では400円でした。大鳥居のすぐ近くに授与所があり、そこで書いていただけます。
人気がある神社なので休日などは御朱印を希望する方が多く、待ち時間があります。私が参拝したときは5~6人並んでいて、15分くらい待ちました。
また、自凝島神社には月替わりの御朱印があるそうです。
参拝したときには知らなかったのでいただけませんでしたが、SNSなどでは自凝島神社の月替わり御朱印がたくさんアップされていました。
月替わりの御朱印は季節の花などがデザインされたカラフルなもので、御朱印帳に書いていただくのではなく、書き置きをいただく形のようです。
まとめ
国産み神話がある淡路島には自凝島神社以外にも縁結びのパワースポットといわれる神社がいくつかあるので、縁結びを願う方にはおすすめですよ。
新しい縁を結ぶだけでなく、夫婦やカップルは今のお相手とさらに深く縁を結ぶこともできます。
淡路島へ行くときにはぜひ参拝してみてくださいね。