家造りの基本専門家によるマイホーム作りの話

注文住宅で理想の間取りを叶えるために知っておきたいこと。

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そろそろ梅雨入りですね。

注文住宅にして、自分の理想の家をつくりたいなあと思うけれど、できるのかなあ。
設計をしてくれる専門家との打ち合わせで、意見を聞いてもらえるかしら。

そうですよね。
家づくりでは設計など専門家に相談することになりますが、どのくらい自分の意見が通るのか、ちょっと不安…と思う方も多いかもしれませんね。

この記事では、そんなあなたに専門家と打ち合わせする時の準備や気をつけることなどをご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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自分の好みの間取りにしたい

家づくりはたいていの人が、専門家である住宅メーカーや工務店、建築設計事務所などと一緒に進めていくと思います。
もちろん自分たちだけでできないわけではないけれど、ほとんどの方は設計を担当する専門家と一緒に、が多いですよね。

そんな時、専門家にこうすべきと言われたら…
それが、あなたの希望と違っていたら…
納得できる提案ではなかったら…

あなたがつくるあなたの家は、あなた自身が一番やりたいことを持っています。
それをしっかり伝えたいですよね。

住宅を建てる前、設計して計画している段階では、どんな風に話し合っていくといいか、一緒に考えてみましょう。

最初のプランができるまで

専門家に設計を頼んだら、まずいろいろな条件を伝えます。

まずは敷地。平たく見えても敷地には高低差がありますし、隣近所の状況も、しっかり把握する必要があります。ですのでたいていの場合、現地で調査をして確認します。
そして予算。予定している金額をしっかり伝えます。

次は、あなたの考えを伝えます。どんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのか。

家族は何人で、増える予定、減る予定は?キッチンや居間はどんな風に使いたい?車は?個室はどうする?お客様はよく来るの?庭はどう使いたいの?などなど。
インタビューのように聞かれることもあるし、カルテを書くように記入していくこともあります。

 

これらを合わせて、専門家はプランを考えてスケッチや図面にしてくれますし、どういった材料をどこに使うかも大まかに考えます。

敷地の条件、法規の制限、そしてあなたの希望を盛り込んだプランが提案されます。

意見はしっかり伝えていいのです。

最初のプランが提示されたら、それを元に進めることになります。
まずは専門家が、どうしてこのプランになったのかを説明してくれるはず。しっかり聞いてみましょう。

その上でわからないところは聞き、不満なところはハッキリ伝えましょう。最初の段階で遠慮せずに言ってくれた方が、専門家だってやりやすいんです。
詳しい図面を何枚も書いた後に、「実はこうしたかったの…」って言われると、正直かなり凹みます。

打ち合わせた内容をもとに修正して、もう一度打ち合わせ。これを繰り返していくわけですね。
打ち合わせる内容は順々に詳しい内容になっていって、細かなところまで決めていきます。

回数にすると3?10回くらいでしょう。打ち合わせに使う時間は2時間くらい(それ以上も!)になることが多いかも。なかなか大変な作業に思えるかもしれませんね。
打ち合わせごとにしっかり話し合って決めるように、気持ちも体も準備していきましょう。

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よし、この間取りで行こう!と納得できたら、工事をするための詳細図面をつくり、工事の準備を進めます。

できるだけスムーズに進めるために

プランニングを進めるときには、できるだけあなたの希望をしっかり伝えて、形にしていって欲しいですよね。
そんなときに気をつけたいこと、準備できることをご紹介しますね。

まずは家族で

まずは、家族の中で話し合ってみましょう。
ぜひ家族の中で、どんな風に暮らしていきたいかを考え、家について話しあってください。

和風にしたい、モダンな感じにしたい、お友達をたくさん呼びたい、など。
大まかなイメージを共有していないと、なかなかうまく進めないもの。その上で、具体的な事を家族で話していきましょう。

こだわりたいところがいくつかあれば、優先順位を決めておくのもいいですね。

予算はしっかり決める

そして、予算についてはしっかり決めておきましょう。
家づくりにかける総額を決めて、それ以上にはしないとはっきり決めておきましょう。

打ち合わせが始まると、あれもやりたい、やっぱりこれも、という気持ちになるもの。最初に冷静に決めておけば安心です。

期限があれば、そこから逆算

期限があればそこから逆算します。
子供の学校や引越しなどの関係で、いつまでに家を完成させて引っ越さないといけないという予定がある場合は、はっきり伝えておきましょう。

そこをゴールにし、逆算してスケジュールを立ててくれるはずです。
いつまでにここを決めておきましょう、という具体的な計画になっていくはずですから、進めるときにわかりやすくなります。

メモや記録を取ろう

打ち合わせの時、メモや記録をとりましょう。
会社によって、打ち合わせごとに記録にして、お互いに確認できるようにしているところも多いと思います。

もしそういう記録がなさそうなら、あなたがメモをとって、日付と打ち合わせた内容、特に決めた項目を書いておきます。できれば打ち合わせの最後に、みんなで確認するといいですよ。

次の打ち合わせまでにお互いがやっておくことを、確認しあうことにもなります。

どうしてもできないことはある

希望を叶えたいとは思っても、どうしてもできない場合も。
例えば法規できまった制限事項、高さをどうするか、面積はどこまでか、防火上の制限など、敷地の場所によって違いますが、守らないと家を建てられません。

予算にどうしても合わないことも現実には多くあります。
しっかり話し合いを続けていれば、説明を聞いて納得もできるようになるはずですから、打ち合わせのたびにわからない部分、不安な部分は残さないようにしましょう。

まとめ

設計を一からする注文住宅は、それなりに時間がかかります。始まりから入居まで、1年以上かかることも多いのです。
普段の生活をしながら、家づくりの打ち合わせをするのはなかなかハードなもの。

家族でしっかりイメージを話しあって、予算を揺るがせない。そして、打ち合わせごとに記録を取る。
この三つで、プランニングはかなりスムーズになるはずです。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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