家造りの基本専門家によるマイホーム作りの話

新築一戸建ての建設には何か月くらいかかる?どんなふうに進めていくの?

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5月も半ばになって、緑がキラキラする季節になりましたね。

一戸建てを新築する時、最初に気になるのは、どのくらいの期間がかかるのか、ということかもしれませんね。最初に計画をして、設計をして、工事をしてと、なんだか手順がいっぱいそう…

そうですよね。だいたい、新築一戸建てを建てるなんて、大抵の場合、一生に一度のこと。みんな初心者なんです。でも、初心者だからと人任せにできることではないし。

この記事では、そんなあなたに、一戸建てを新築するには、どのくらいの期間がかかるものなのか、ご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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新築一戸建て、どうやって進める

まず、新築で一戸建てを建てる場合、どんな順番で進めていくのかを知っておきましょう。

「あなたが家を建てたい!」、と思ったら、大まかに言うと、

  1. 計画開始、建築する土地を決める
  2. 建てたい家を設計する
  3. 建築工事をする
  4. 完成、入居(お引越し)

というステップを踏んで行くことになります。

計画を始めてから、完成してお引越しまで、今の家に暮らしながら、家づくりをするわけです。

賃貸にお住まいなら、その期間の家賃は負担しなければならないし、今住んでいる家の建て替えなら、期間中の仮の住まいを借りなくては。資金の計画にも、建築にかかる期間は重要ですよね。

だから、どのくらいの期間がかかるのかは、ざっくりとでも知っておいて、計画を始めたい。
大まかな手順と期間を知っておきましょう。

建築する土地を決める

まずは建てる土地からですね。土地探しから始める方は、家を建てたい、建てられるかな、と思った時から、少しずついろいろな情報を集めているかもしれません。

あなたの条件に合う土地を探すために、お目あての土地があれば、土地の所有者や不動産屋さんなどに相談するでしょう。

この期間については、平均すると1年ほどもしくは1年半ほどと言われています。
数ヶ月から数年。

すぐに見つかることもあれば、何年もかけて見つかることもあります。

だから、将来家を建てたい、と思い始めたら、土地の情報は、少しずつでも集めておくといいですね。やっぱり条件のいい土地は、すぐに決まることが多いのです。

土地探しの条件も年とともに変わってくると思いますし、販売されている土地、定期借地権で使う土地、建築する会社が決まっている土地など、様々な形態があります。しっかり納得できる土地を選びましょう。

建てたい家を設計する

建てる土地が決まったら、土地の情報を確認して、どんな家を建てるのか、実際の設計に入ります。資金の計画もしっかり伝えて、予算にあうように設計を依頼していきます。

まずは設計から

土地の形、電気や水道などのインフラの状況、地盤の強さ、周辺の状況、家族の暮らし方、建築に準備する予算など、考慮して、設計を進めていきます。

簡単な図面から、実際に工事をする詳細な図面へと進んでいきます。

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全て一から設計する、注文住宅だと、設計にかかる期間は、だいたい3ヶ月から6ヶ月。長くかかる時は1年以上かかる場合もあります。

間取りや使う材料、金額が決まると、プランが決まりますが、まだ工事はできません。

工事の前に

まず、建築請負契約を建築業者と結びます。工事を完成させる時期も、この契約の中で約束します。この契約を結ぶと、建築業者は、実際の建築の準備を始めることになるのです。

また、建築確認申請をして法規上問題のない設計か、確認を受けます。住宅ローンを利用するときは、この建築確認がされている建築確認済証が必要になります。

この確認申請に約1週間から3週間がかかります。(修正があればもう少しかかることも)建築確認申請が済んで、確認済証が発行されたら、いよいよ工事が始まります。

建築工事をする

もっとも多い木造の新築一戸建ての場合、完成までの工事期間はだいたい、4ヶ月から6ヶ月くらい。凝った造りの家ならば、一年近くかかる場合もあります。

工事期間は通常、工程表がつくられて、この工事はいつ頃やりますという工事の計画を知らせてくれるはずです。天気の影響もありますが、工程に沿った手順で工事が進みます。

決まっていなかった細かい部分(例えば、壁のクロスはどの色を選ぶかなど)を工事中に決める場合も多いと思います。決まっていないと工程に影響が出ることもありますから、一つ一つ決めていきます。

工事がすべて終わったら、最後に確認申請の出した役所や検査機関に、完了検査を依頼します。合格したら、「完了検査済証」が発行されます。

これで完成。そして、いよいよ建築業者から引渡しを受けるわけです。

完成、入居(お引越し)

引渡しが終われば、もう家はあなたのもの。お引越しをして、住み始めることができます。

不動産の登記も行います。住宅ローンを利用する場合は、不動登記と引渡しが一緒になる時もあります。

結局どのくらいの期間がかかるの?

順番に見てきましたが、土地が決まり建築設計が始まってから、住み始めるまで、だいたい8ヶ月?1年ほど。

場合によっては並行して進める手順もありますし、期間に幅が出てきます。期間が短ければいいわけでもなく、家についての考え方や意見はいろいろです。

ただ、はっきりと要望を伝えなかったり、請負契約後の変更が多かったり、決めなければいけないタイミングを逸してしまったりすると、無駄に期間が延びてしまう可能性も。

要望を伝える、説明をしっかり聞いて理解する、問題があれば我慢せずに言って話し合う、といったことを繰り返していくのがオススメです。

まとめ

家づくりを始める時は、楽しい反面、難しいことや複雑なことも多くて、不安もいっぱい。家づくりにかかる期間は、資金計画を立てる上で重要です。

ここでご紹介した大まかな期間を参考に、あなたの家づくりに当てはめてみてくださいね。

 

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この記事を書いた人
あさ(建築のプロ)

家を建てるって、とっても魅力的な仕事。住宅会社で設計と施工をメインに、20年以上注文住宅のお仕事をしています。
建築主さんと専門家は暮らしを一緒に造り上げていく仲間でもあると思うのです。だから、難しく見えることをできるだけやさしく、あなたにもお伝えしたい!と思っています。

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